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アンマと海と「青い海」の気功5

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そして、最後に

 「もうひとつ海にまつわる出来事があります。
 ご存じの方も多いかと思いますが、アンマはほとんど食事をとりません。わずかながら食べときも、信じられないほど不規則な時間にお召しになりま す。毎晩浜辺に通っていたその頃は、アンマは浜辺から戻ってきてからでないと、何も食べませんでした。つまり、たいていは午前三時ごろになってしまいまし た。二人で浜に出かけるとき、アンマがせめて軽く何かたべることができるように願ってわたしは常にケーキを少し持っていきました。せもたいていは、アンマ に差し出すと、アンマは一切れだけ手に取り、それを小さく割って海にたべさせてしまうのです。

 ある夜のこと、アンマが海にこのように食べさせ終わったので、私はケーキの残りをバッグの中にしまっていました。すると突然、急に波がいくつか 音を立てながら突進してきて、アンマの足の先からわずか50センチくらいそばまで押し寄せてきたのです。私は笑い声をあげながらアンマに、「今晩は海はま るで、おなかがすいて、おかわりを欲しがっているようですね。」と、言ったのです。

 するとアンマの目の奥をキラッと輝かせて、私にいそいでケーキをまた出すように言いました。そして、ケーキを小さくちぎって、突き出した手に平に上にのせ、こう言いました。
「もし、おなかが空いていて、ケーキがもっと欲しいのなら、ここに取りに来たらいい!」

 そうしたら、急に前方から波がわきたって、アンマに向かって一直線にきたのです。アンマは手からケーキのかけらを落として海にあげてしまいました。

 あらゆるもの内に意識が宿っていることを私は理解しました。アンマは、その意識と波長を合わせることができるのです。
 なぜなら、アンマは、自然界すべてと、あらゆるものと一体なのですから。」

 アマチほどでないにしても、誰しも自然と一体感を味わった経験があるのではないだろうか。よく部屋の中で瞑想しているとちょうど眉間のところに 光があたって明るくなることがある。反射した太陽の光が、意図したように照らしてくれているのだ。こちらは、忘れていても太陽の方がちょんと覚えてくれて いて、瞑想の時にわざわざあちらから、やってきてくれる。なんともありがたいことだ。

 自然と神と聖者、そして、私たちは、つながっている。ただ、その声にすなおに耳を傾けるだけでいいのだ。

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