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天国のミッシー

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 うちには兄の飼うキャバリアノのミッシーがいた。今は、兄と二人暮らしなので、昼間兄が仕事に出かけると、自宅で治療院をしている私とずっといっしょにいることになる。私は、畳の部屋に「いるので、基本的には犬は土足ので進入禁止にしていたが、いつもひとりぼっちで寂しそうだったので、ミッシー用のスペースをくぎってシートを敷きおいてあげた。

 兄は、ほとんどかまうこともしないわりには、ドッグフード以外の餌はやりたがらなかった。私はと言えば、どんなに兄に注意されようとかまわず、自分が食べたものは、お裾分けしていた。おいしいものも食べずにただ長生きしても意味がないと思ったからだ。

 魂に進化というものがあるならば、犬としての段階に固執して長生きするよりも、早く卒業して次の段階に進んだ方がいいだろうと思った。そのせいか、今年の3月に12才で亡くなってしまった。月を見ながら、兄の腕の中でなくなったそうだ。なかなか見事な大往生だった。

 治療室で瞑想していると必ず吠えてよんだものだ。気を送ると気持ちよさそうに横になった。動物は、気に対して敏感ならしい。私が唱える般若心経もよく聞いていたので、今頃はきっと天国で感謝していると思う。


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